2014年7月21日月曜日

お金は墓場まで持っていけない

貯蓄が好きな人を揶揄する「お金は墓場まで持っていけない」という言葉。言われた経験ありますか?自分も何度か人に言われた経験があります。特にサラリーマンの頃によく言われました。当時は20代でしたから同僚とそんなに給料の差はありません。

同僚 「おまえ休みの日何してるの?」
netemate 「家でネット三昧が多いですね。あとは図書館に行きますね」
同僚 「じゃあ給料なにに使ってるの?家賃は?」
netemate 「家賃は5万円です」
同僚 「うわー!貯めこんでるなお前!金は墓場まで持っていけないぞ!」

大体こんな流れがお決まりのパターンでした。当時はこの会話がストレスでした。同僚は給料をどんどん使うタイプでした。なので彼には焦りがあったのかもしれません。

使わないお金にも意味がある

お金は使わないと意味がないのでしょうか?そんな事ないと思います。お金は使っても意味があるし、使わなくても意味があるなと。例えばなにか仕事を初める時はお金を使います。一方、頼まれた仕事を断る時は直接お金は使いませんが、当座のお金があるからこそ断れるわけです。本当にお金がカツカツならうまみの薄い仕事も断っていられないです。

精神的な安定の為のお金

銀行に預けておけば(少ないけど!)利息が付きますし、株を買っておけば配当金が受け取れます。なにより精神的な安定が得られるのが大きいです。大金を残して亡くなる高齢者の気持ちが最近わかるようになりました。大金を使わずに残して死んでしまうなんてもったいないと感じますが、もしかするとその大金は十分に役目を果たしていたのかも知れないんですね。お金を持っている事自体が精神的な安定をもたらしているのでお金を使えない。お金を使うのが逆にストレスになるという。

小学5年生の時、父に肩たたき券をプレゼントした事があります。いまでも実家に帰ると父は「この肩たたき券、今日使っちゃおうかな(笑)」と話しかけてきます。そして父は毎回、肩たたき券を使いません。肩たたき券は墓場まで持っていけないのにです。自分は肩たたき券に有効期限を書かなかった事を心底後悔しています。

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